2015年10月17日土曜日

岡山旅行記10/17




◎二日めのこと。


案外早く目が覚めて、朝の支度をして、お仕事に行かれるジュンコさんをお見送りに。
物静かなお姉さんこと、鳥取出身のヨシエさんも同じくお仕事関係で一泊されていて、すでにリビングで朝食をとっていたので、朝から女三人で濃密な時間を過ごさせてもらう。
やりたいことの話とか、どこそこの景色がきれいだよ、とか、いろんなお話しをさせてもらった。

やー、やっぱり、年上の女の人って、すてきだな、って、しみじみ思いました。
パン屋さんの先輩から始まり、音楽関係のお知り合いなど、わたしの周りにいるひとたちが、とくにみんなすてきなひとばかりな気がするけれど、またまた出会っちゃいましたー。うれしい。
仲良くさせてもらって、また会いましょう、と言ってくださって、とてもうれしかったです。
徳島も鳥取も、ぜひ遊びに行こうと思いました。

お二人をそれぞれ見送って(なぜか宿泊客なのにスタッフさんと一緒にお見送りした)、リビングに下りてきたバックパッカー男性と、一緒にお見送りしたスタッフの野口さん(なんとこちらのオーナーさんでした!笑)とお話させてもらう。

貫禄ある佇まいのオーナー・野口さん(目力アリ)は、一つしか歳が変わらなくて、すごく大人にみえたバックパッカー(とくにバックパッカーというわけではなかった)のキヨさんはなんと同い年…みんな落ち着きすぎやろ!わたしなんか、わたしなんか…!!!もういい!!(;_;)
と凹んでいる暇もなく、ゲストハウス創立の秘話なんかを聞かせていただいて面白かった。
自分に添う物事には、やっぱり自然と導かれるものなのだなあと思った。

そうこうしている間にカズくんや宿泊のお客さんがどんどん出発されて、またまた関係ないのにお見送り続ける。
10時過ぎに、ちょうどキヨさんもご出発だったので、やばい…最後の一人になってしまう!と思って、一緒に出発して駅へ向かう。
きのうは夜に通った奉還町の商店街、朝は朝で賑わっていてなかなか面白くて好きな感じでした。

楽しくお喋りしながら、もしタイミングが合えば後ほどご一緒しましょう、と岡山駅で別れて、わたしは倉敷へ。
電車から見える田園風景、きらきら揺れる稲穂がとても美しくて、思わず泣きそうになる。
ちょっと石川の友人が恋しくなった。

倉敷は初めて訪れたんだけど、個人的には美観地区よりも、そこへ向かう途中の商店街だったり、すこし町はずれの風景だったりが好みでした。
古い看板とか、お土産屋さんじゃない民芸店とか、エトセトラエトセトラ。
商店街のガラクタ屋さんに、めっちゃいい感じの着物の帯があって、800円…悩んだ末、荷物が増えるのを嫌って買わず。
焼き物屋さんもたくさんあって、すごくすてきなお皿もカップもたくさん見たんだけど、一つ買うとあれもこれも!ってなりそうだったので、何も買わないことにしました。
ご縁が無かったのかな、ってことでお別れ。(でも目の保養になった、ありがとう)

倉敷では『cafe mugi』っていうパン屋さんに行きました。
あんまりおなかが空いていないときに行くパン屋さんほど楽しくないものはない…わたしとしたことが、買ったパンの種類を忘れてしまった…。
たしか、いま個人的ブームの全粒粉を使ったパンだったと思います。美味しかった。

その近くにある、その日宿泊しようと思っていた場所がちょっと肌に合わなさそうだったので、二日目も、とりいくぐることにしました。
土曜日だったからほぼ満室みたいだったけど、なんとか空いていてよかったです。

それから、岡山を観光し終わって倉敷へ来られたキヨさんと待ち合わせて、さらにぶらぶら歩く。
ひとり旅をされているくらいだから、個人行動のほうが気が楽なんじゃないかしら、思ったところを思ったように回れないのはイヤなんじゃないかしら…、なんて思っていたんだけれど、楽しんでいただけただろうか?

旅先で出会った人と行動を共にすることなんて初めてだったんだけれど、わたしとしては、ひとりで入るには勇気のいる、ちょっと怪しい雰囲気の喫茶店『エルグレコ』にも、二人なら!と思って入ることができたり、目に入ったものの感想を言い合えたり、他愛なくお話するのも楽しくて、二人の時間をものすごく楽しませてもらいました。

ひとり旅をして、身軽に気軽にいられると、こういう出来事もあるんだなあ、と思っておもしろかったです。
この感覚、日常に取り入れてしまってもいいんじゃないかと思った。

屏風祭りや地域のお祭り(お面をかぶったオニにウチワで頭を叩かれたら、頭がよくなるそうです。基本子供しか叩かないみたいなんだけど、逆に子供が扮したオニに叩かれたりでたのしかった)があったり、すてきな本屋さんにたまたま出会ったり、道端にネコがいたり、裏山がお墓だったり、面白マンホールに突っ込みを入れたり、いろいろ楽しかった。

それから岡山へ戻って、気になるパン屋さん『エスプレッソ・ザ・マーケット』でパンを買って(閉店間際でパンがあまりなかったのがちょっと心残り…スコーンが美味しかった!)、キヨさんの新幹線の時間まで成田家という地元の居酒屋さんへ(ビ、ビールしか飲んでないよ!)。
湯豆腐と鶏酢、アジのタタキが美味しかったです。いろいろご馳走になってしまってありがとう…!!

そこでもいろんなお話ができてたのしかった。
東京でお仕事をされているそうで、東京に来たときはまた会いましょう、と言ってもらえてうれしかったです。

キヨさんをお見送りして、ほろよい気分でとりいをくぐる。
部屋に上がるとジュンコさんが戻られていて、一緒にリビングへ。
土曜日だからか、前日よりもたくさんの人がいました。

そこではイトウさん、という男性とお話しをさせてもらった。
クリトリック・リスと元同僚という、ほんとどこで誰と繋がるかわからなくて面白い~!の典型、でした。
カブに乗って旅に来られていたそうです。お天気が良いから、バイクの旅も気持ちいいだろうなー。
お休みの日にはバイク仲間とキャンプに行ったり、しまなみ海道を走ったりするそうです。
(今回の旅、しまなみ海道の話が良く出てたな、さすが瀬戸内)

わたしも、せっかく中型免許を持っているのに10年近く乗っていないから、ひさびさにバイク乗りたいな。
誰か450ccのバイクでツーリング誘ってください(バイクは貸出希望)。
とか言いつつ、ビビリなので、よう運転しない気もする。笑

その日は消灯しても、ちょっとだけ起きてSNSしたり、出会った人と連絡したりで夜更かし。
そろそろ肉体が悲鳴を上げそうだったので、ありったけの湿布を貼って眠りにつきました。
夢は見なかった。



三日めにつづく。

0 件のコメント:

コメントを投稿